以前、令和5年度の新潟県公立高校入試では、5教科の中で
「数学と英語の平均点が低い…」と指摘しました。
上の表の赤字で示したとおり、数学の平均点は39.7点、英語の平均点は41.1点です。
ただ、その「数学と英語」の2教科で比較した場合でも、平均点に1.4ポイントの差があります。
「その差が生まれる原因は何だろう…」と私なりに調べ、あらためて考えてみました。
そして、それは「選択問題の有無」が大きいのではないか? という結論に達しました。
下の表では、数学および英語の小問別正答率を示しました。
そして「選択問題」の正答率をオレンジで表してあります。
ごらんのとおり、数学には選択問題は1問もありません。
ところが、英語には15題もあります。
そして、オレンジで示した選択問題のみの正答率を計算してみたら、61%と高くなりました。
これは、英語の選択問題15題は、たとえ答えが思いつかない場合であっても、
「勘で答えて得点できる可能性がある…」ということになります。
一方、数学はそうはいかず、正解を出す力がシビアに要求されます。
この差は案外大きいのではないでしょうか?
もちろん、この「選択問題の有無」だけで数英の得点差を片付けることはできません。
ですが、その差を生む要因の1つに挙げられるのでは無いかと思います。
数学は、新潟県公立高校入試で最も得点しにくい教科となっています。
ですが、勉強の仕方、そして入試で得点すべき問題を見分ける判断力を身につけることで、
平均点以上を得点すること、あるいは得点源となる得意教科にすることだって可能です。
Forestでは、「個別指導」そして10月から始まる「高校受験対策ゼミ」を通じて、
そうした力が身につくよう、全力投球で指導を続けていきます。